人間ドックの受け方
■人間ドックとは
 人間ドックには、病院宿泊型と1日タイプ(日帰り型)があります。宿泊型は日本オリジナルのもので、1954(昭和29)年にはじまりました。一方、1日タイプの人間ドックは1964(昭和39)年にアメリカではじまり、1970(昭和45)年にわが国に導入されました。これが全国に普及し、現在では宿泊型ドックの4〜5倍の利用者があります。このほか、脳ドック、肺ドック、レディースドックなどの専門ドックも増えています。
●人間ドックは盛り沢山です

■人間ドック受診の目的
 人間ドック受診の目的は@病気の早期発見、A病気の予防、B病気にならない体づくり、の3つです。@の病気の早期発見(これを二次予防といいます)は、すでにかかっている病気、とくに命にかかわる病気を早く見つけることです。Aの病気の予防(正しくは一次予防といいます)は、病気になる前の状態を見つけ、セルフケアなどで発症をくいとめることです。さらにBは、一次予防をしてさらに健康増進をはかることです。

■人間ドックの上手な選び方
 よい人間ドックとは、まず病気の見落としがない人間ドックです。そのためには各種の設備や技術を備え、高い診断能力をもつ施設である必要があります。また、病気の一次予防のための相談体制や、人間ドック利用後のフォローアップ体制も必要です。データ管理や職員の応接態度がよいことはもちろんです。日本病院会はこのような条件を満たす人間ドックを指定施設として、健保連に紹介しています。日本病院会と健保連の契約指定施設なら安心です。

■人間ドック受診の心得
 人間ドックを申し込むと、必要な注意書きが送られてきます。これには前日の採便・採尿、持病や治療薬を使用しているときの注意、当日朝の食事・水分摂取の制限・禁止などが記されているので、指示に従ってください。問診表があれば自分で記入します。検査当日は必要最低限の下着をつけ、化粧やアクセサリーはやめます。また受診後、精密検査や再検査を指示されたら必ず受けましょう。各種検査後や人間ドックのあとに体の異常を感じたら、すぐ申し出てください。

(出典・人間ドックのほん第3編、上手な人間ドックの受け方より)

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