糖尿病
|
高血圧
|
高脂血症
|
高尿酸血症・痛風
|
心臓病
|
脳卒中
|
胃の病気
肝臓の病気
|
胆のう・膵臓の病気
|
大腸の病気
|
膀胱・前立腺・尿道の病気
肥満
|
栄養・運動
|
ストレス
|
人間ドックの検査
|
人間ドックの受け方
高血圧
■症状がないのに、こわい合併症がある
高血圧には自覚症状がまったくありません。そこで安心していると、こわい合併症が襲ってきます。これは、高血圧になると動脈硬化が進行するからです。油断すると心筋梗塞、脳梗塞、腎不全などの危険性が高まってきますし、高血圧が直接、脳出血や大動脈瘤破裂を引き起こすこともあります。どれも生命にかかわるものばかりです。高血圧に糖尿病や高脂血症、痛風などが加わると、動脈硬化がいっそう進みやすくなるので要注意です。
■高値正常血圧も早めにセルフケア
高血圧を早期発見するには、定期的に血圧を測る必要があります。定期検診などで高血圧の疑いがあれば、日を変えて何度か血圧を測り、高血圧かどうかを診断します。図1は、現在用いられている高血圧の分類基準(成人用)です。正常高値血圧(130〜139/85〜89)の人も高血圧予備軍と考えて、次項のセルフケアをはじめるべきです。
図1 WHO/ISHによる高血圧の診断基準(1999年)
■セルフケアと薬物療法で対応
高血圧のセルフケアでとくに大切なのは減塩と減量です。まず減塩は高血圧の予防で1日10g以下、治療で1日6g以下とします。また、肥満は高血圧の重大な危険因子なので、食事の制限と運動で標準体重をめざします。これで血圧がコントロールできない場合や最初から血圧がかなり高い場合には、合併症を予防するため、セルフケアに併せて薬物療法をはじめます。高血圧の薬(降圧薬)には副作用が出るものもあるので、主治医の指示を守って服用することが大切です。
●セルフケアではまず塩分を控えめに
■セルフケアは一生つづく
セルフケアと薬物療法で血圧をコントロールできても、気を抜いてはいけません。とくにセルフケアは一生つづくと考えてください。成人に多い高血圧(本態性高血圧)には引き金になる条件(危険因子)があります。高血圧になりやすい体質の人に悪条件(塩分のとりすぎ、肥満、喫煙、飲みすぎ、ストレスなど)が加わると、高血圧を発症します。食事療法に併せて禁煙、節酒、ストレス対策を心がけましょう。
(出典・人間ドックのほん第1編、高血圧の予防と治療より)
© 2001(株)日本病院共済会