1.染出し液を塗る
歯垢がどれだけ付いているか、どの部分に残っているかを調べるために
染出し液(ニューツートン)を歯全体に塗ります。
一般には歯と歯の間、歯の裏側が染まる場合が多いです。
染出し液を塗った後にかるくうがいをします。
色が付いていない部分はきれいに磨けているところです。付いている部分は磨き残しがあるところです。
古い歯垢は青色に、新しい歯垢は赤色に染まります。
染まっている部分を見ながら歯ブラシの当て方
磨く力加減などお話しいたします
2.音波ブラシをあてる
ソニッケアー(音波歯ブラシ)でかるく全体を磨きます。
まだ色は残っています。歯と歯の間は専用器具で取ります
3.研磨剤を注入
歯と歯の間、歯の付け根に研磨剤をつけていきます
4.歯科用専用器具で磨く
歯と歯の間の汚れをていねいに落としていきます。
この器具は患者さまの衛生管理のため全てデイスポーザブル(使い捨て)にしています。
5.細かい部分の汚れをチェック
汚れの取り残しがないか、デンタルフロスで
調べます。同時に取りきれなかった歯垢を取ります
6.仕上げペーストで磨く
最終仕上げペースト(研磨剤無配合)で全体に歯面を滑らかにし、汚れが再度付きにくいようにします。
7.歯肉マッサージ
歯肉の代射を促し、健康な歯肉にするため専用のジェルで歯肉をマッサージします
8.フッ素を塗ります
お口の中に食物が入ると、お口の中は酸性に変わります。
酸によって一度溶けてしまったエナメル質を再び結晶化させる働きがあり、虫歯菌の活動を抑える働きがあります。
PMTCクリーニングに使用する器具、薬剤など
音波ブラシ(ソニッケア)
エバー(世界的メーカーKavo社の61LRを使用しています。通常は回転式になりますが、これはスムーズな上下運動ができ、歯肉を痛めにくい構造になっています。
PMTC後の歯磨剤は、研磨剤が入っているものだと歯の表面が荒くなりやすく汚れが付きやすい状態になりますので、当医院では研磨剤が入っていないアパガードリナメルをおすすめしています。再石灰化をし、その結果、むし歯を防ぐ効果があります。
PMTC直後のお口の中の写真です。
染出しして赤くなった部分の汚れを取り除き、舌で歯を触るとツルツルとした感触になります。歯茎の色がきれいなピンク色になって引き締まっています。
◎費用
1回につき・・・¥12,000(税別)
2回目以降・・・¥10,000(税別)
◎所要時間・・・約50分
初診のご来院の患者さまにはPMTC前にカウンセラーによるカウンセリングをお受け頂きますので多少お時間を頂くことがございます。
歯科衛生士という歯科のプロの手による歯のクリーニングです。
通常の生活でついてしまう茶渋やコーヒーなどによる着色、タバコのヤニなど、ご自分では見えにくい歯の裏側など、歯並びが悪い部分にたまりやすいばい菌を丁寧に除去していきます。仕上げには虫歯を予防し、歯そのものを強くするためにフッ素を塗布します。
定期的なPMTCを受けて頂くことにより、歯周病、虫歯にかかるリスクを激減させることが可能です。
「予防治療と継続的なPMTC」については、当院までお問い合わせください